言葉への配慮(具体的な声かけ)

発達障害へのお子さんへの声かけは具体的ではないと、お互いに疎通性がズレていきます。


例えば、平仮名課題をしているお子さん。平仮名の書きをしている最中、先生が動物の絵本を見せて「ねこってかいて」と伝えました。平仮名を書いているため、先生は平仮名を書いてくれると思っていましたが、子どもは「ねこの絵」を描き始めました。


こういうことって、大人とのやりとりでもあると思います。些細な思い込みで、全く異なることを考えていたりすることが。


発達障害のお子さんの場合、特に言葉に配慮して、具体的に指示をする必要があるようです。上の例で言えばどのように伝えたらよかったのでしょうか。


伝え方としては「これは猫だね(絵本を見せて)。ねこって平仮名で書こうね」と伝えるなどです。


具体化することでお互いのズレは少なくなります。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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