就学時、または、就学後に学業面などに困難がではじめたお子さんに関して、支援学級が普通学級かを悩まれる保護者の方にたくさん出会ってきました。
すごく難しい選択だと思います。
子どもの一生を決めかねない、もしかしたら一生を決めてしまうかもしれない選択なので、毎回、相談に来られた保護者さんと私自身も悩みます。すごく悩みます…
悩まずに「支援学級がいいですよ」「普通級が適切」などと安易に言う人もいるでしょう。ただ、そんな簡単には言えないはずです。一生にかかわることですし。
今回、就学時、学級選択時、子供の所属する場所、勉強する場所を決めるための場所をどのようなポイントをおさえて選択するのかを書いています。
大事なことは、各学級のメリットとデメリットを考えることです。メリットとデメリットについては以前まとめたブログがあります。こちらを参考にしていただけたらと思います。
発達障害のお子さんの学校選択
普通学級
メリット
・学習に関する進捗も通常通りで、他のお子さんと同じようにまなぐことが可能。
・多くの子どもと、毎日接することができ、モデルとなる人が身近いる。社会スキルが向上しやすい(一方、不適切な行動も学ぶ可能性もある)。
デメリット
・授業/学習面での環境が個々に合わせられない。
・45分の着席が苦手なお子さんにとっては苦痛で学習が集中出来ない。
・集団の中で指示の理解が困難な場合、授業や活動についていくことが難しくなります。
・先生の目が届かないため対人関係でトラブルになることが心配。
支援学級
メリット
・個々に合わせて学習を進められる。スピード、教え方など工夫してもらえる。
・普通学級の子どもと接する機会もある。算数、国語以外の授業は、普通級の生徒と授業を受けることが多い。
デメリット
・モデルとなる生徒が少ない。そのため、他の生徒から学ぶ機会は減る。
・カリキュラムが普通学級と比較するとゆっくりとなることが多い。情緒級の場合も遅れることが多い。
以上のようにメリットとデメリットをみて、支援学級が普通学級かを考えます。ただ、デメリットが多いから普通学級、普通学級のメリットは少ないから支援学級というような決め方は安易になります。
個々の学校により状況は異なるため、就学前に学校の先生(できれば校長先生も含めて)と話し合うことです。その際、話し合う内容のポイントがあります。
①子どもにどのようになってほしいのか
②そのため、学校で取り組んでもらえそうなことは何か
③親として協力できることは何か
以上の3点を明確にして先生と話し合うことが必要です。まずは、「子どのにどのようになってほしいのか具体的に伝えましょう。普通級の子供と同じくらいの学力をつけてほしい、学力は本人に合わせて対人関係を良好に楽しく学校生活を送ってほしいなど、どのような生活を子供に過ごしてほしいか伝えましょう。そして、「もし普通級に在籍したら」「もし支援級に在籍したら」という仮定で以上の②③を話し合うと具体的に学校生活がイメージしやすくなります。
また、学校の先生も明確に伝えてもらえると、親御さんが何を求めているのか分かり、子どもへの対応がしやすくなります。そして、家庭で取り組めること、学校へ協力できることなどを含めて話し合いましょう。
そして、一番はお子さんが楽しく、安心して学校へ通えるかです。子どもの意思も大切にしながら、就学を考えることが重要ですね。
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