指すい、爪かみ対策!

爪かみや指すいの相談は時々あります。

主に幼児さんが中心です。小学生、中学生、高校生がしていることは少ないし、していてもこっそりしているでしょうし。

指すい、爪かみの対策は基本「褒める」です。

どういうことかというと、

指すい、爪かみをしていない場面を褒めるということでです。

つまり、逆転の発想。

人間、問題の行動ばかりに目が行き

「指すっちゃだめ!」「爪かんだら汚い!」「もうお兄ちゃんだからすわない!」

などと注意したり、強く叱ってしまいます。

「やっちゃだめ!」と言われるとやってしまうのが人間。

だから、いくら「ダメダメ」と言っても、指すい、爪かみが減ることはないです。



していない場面を褒めていくかという対策は以下です。

1.時間を設定する

2.することを提供する

大抵、以下の方法を相談に来られた方と話し合います。そして、大抵上手くいきます。



1.時間を設定する

まず、保護者さんが家庭で子どもを観察できる時間を決めます。

子どもが帰宅して30分だけでもいいと思います。

その間、爪かみ、指すいしていない時間を褒めてご褒美もあげます。

ご褒美はお菓子でもいいですし、ポイントでもいいです。そうすると、爪かみ、指すいをしない時間が徐々に減ってきます。


2.することを提供する

爪かみ、指すいをするお子さんを観察していると、何もしていないときに爪かみ、指すいをしているということが多いです。

それなら、「すること」を提供しましょう。

子どもの好きな活動がいいです。好ましい活動はお絵描き、粘土、工作などのようなものです。また、練り消し、スライムなど手遊びできるものも効果的です。

そして、それをしているときに褒めてご褒美をあげていくと、爪かみ、指は減ってきます。



以上が爪かみ、指すいの対策です。

これ以外にもいくつか方法はあります。

しかし、基本はいいところを褒めることで、叱りを減らして、爪かみ、指すいを減らすことができます。


ちなみに、少し脅しになるかもしれませんが、以下の絵本も指すい対策に効果的でした。

「ゆびだこ」という絵本です。

本も読み聞かせてあげて、ちょっとびびった場合、一時しなくなります。

その後、していないことを褒めましょう。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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