褒め言葉は最高のコストパフォーマンスです。
これまで多くのお子様に関しての相談を受けたり、接してきて感じます。
子育てやペアレントトレーニングでご褒美を使うこともよくあります。
しかし、結局はいかに褒めるかに集約されてきます。
子どもの良い行動が続くのは、ご褒美よりも、褒め言葉をしっかり浴びせたほうが長く続きます。そして、自己実現(自己賞賛)するようになることが最も長く続きます。
つまり以下のような図になります。
「ご褒美 < 褒め言葉(社会的承認) < 自己実現(自己賞賛)」
これは佐久間徹先生の本、「広汎性発達障害児への応用行動分析」に記載されていました。
ご褒美、褒め言葉、自己実現の効果です。
自分自身、小学2年生から卓球をさせられていました。親が指導者でもあったため、楽しくなくても参加してました。理由は、みんなで遊んだり、お菓子をもらうことが目的でした。これは、ご褒美でもありました。
しかし、徐々に試合に出て勝ったりすると、技術で褒められることも増えてきて、賞賛も心地よくなったのを覚えています。称賛されるたびに、試合に勝ちたいという気持ちも高まり、また、技術を習得することへの楽しみも増え、徐々に「おれってこのテクニックできてすごい」と思えるようになりました。
その後、自分からクラブチームに入って、趣味で卓球を楽しむことをしていました。
自分の過去を振り返ると、褒められた経験は効果があったと思います。
褒めを増やすことで自己実現(自己賞賛)へ近づいて、子どもの意欲はアップし、適切な行動は増えていきます。
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