「ほめ」についての勉強会をします。
効果的なほめ方勉強会
勉強会のため論文などいくつか読んでいたのですが、実は、「ほめ」についての論文を積極的に読むのは初めてです。
「ほめ」は自尊心がアップする、子どものやる気がでる、適切な行動が増えるなどということはなんとなくで分かってました。しかし、実際に研究をみていくと、改めて「ほめ」というのは人間の成長と人生を豊かにすることに必須だと理解できました。
今回、いくつか論文を読んだ中で「ほめ方のコツ」をまとめました。
1.行動をほめる
行動をほめるとは、具体的に動作語を用いてほめます。「すごいね」だけではなく、「すぐに片づけができて、すごいね」といように具体的になにがいいのかを伝えることです。
2.随伴させてほめる
随伴とは「ある物事に伴って起こること」です。つまり、行動がどうしてほめられたのかを伝えるということです。「~だからほめてるよ」ということを受け入れやすいように、理解しやすいように伝えることです。例えば、机をふいてくれた子どもに、ずいぶん時間がたって「ありがとう」と声をかけても、何がすごいのか分かりません。「机ふいてくれて、ありがとう」というように、なぜほめたのか理解を促すことです。
3.失敗もほめる
失敗したことをほめるって難しいですよね。これは失敗の中でもほめる箇所をみつけましょうということです。サッカーの試合でシュートを打ったけど入らなかったら「ナイスチャレンジ!」というように、失敗の中でも評価することです。失敗でもほめられることにより、子どもは意欲を向上させることができます。
4.抑揚をつけてほめる
ほめる時、声に抑揚をつけましょう。抑揚をつけるとは、ほめる側もうれしそうに、いつもよりテンション高めにほめるでもOKです。抑揚をつけない場合、無感情に相手は感じ、ほめられていると感じません。これは重度知的障害児でも同様です。抑揚をつけることはほめる際にとても大切です。
5.自己決定を促してほめる
人間はご褒美を受け取るとやる気のなくなる生き物です。でも、ご褒美を使用することはよくあります。そんな時、子どもがどうしたいか、どんな目標をもとに行動したいかを自分で決めさせましょう。また、ご褒美を自分で決めるということでもいいです。自分で決めた行動であれば、モチベーションがアップして行動しやすくなります。自分で決定させて、目標の行動ができればほめましょう。
ほめ方の勉強会を開催するので興味ある方はお申込みください。
無料で録画視聴もあります。
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