子どものかんしゃくは行動観察で解決


子どものかんしゃくへの対応は「行動観察」することで解決策が見えてきます。


学校から帰宅してかんしゃくになる

すぐに食事をとってくれない

すぐにお風呂にすぐに入らない


などなど、一緒に生活していると子どもの困った行動に出会うことはよくあります。

その原因を「気分がよくなかった」「タイミングがよくなかった」

と考えるだけだと、解決にはつながりません。

このように、先生たちから言われることもあります。

「気分」「タイミング」を言われると、親としては「へーそうか」と思い、解決策は生まれないです。

行動をよーく観察すると、どうしてその困った行動をしてしまうのか見えてきます。

行動の理由が見えてくると解決策も見えてきます。


行動をよく観ていくには行動をまず定義します。

行動の定義

⓵見える:具体的な動作(例:走る、座る、たたく、なげる等)

②聞こえる:発した声、セリフ(例:返事、あいさつ、要求語、泣き声等)

③数えられる:時間や回数(例:時計などで計測可能、回数を数えられるもの)


行動の定義を意識して、子どもをみていくと、このような言葉はなくなります。

次のように、「気分」「タイミング」の言葉を変えることができます。


「気分がのらなく、かんしゃくがありました」⇒「おもちゃを友達に取られて、泣いて積木を投げました」

「切り替えができずタイミグ悪かったです」⇒「次に活動を予告していなかったので、行動がすぐにできませんでした」


というように、行動観察できると、何がどうなったのか詳細になります。

行動観察は子どもの行動を変えることができる、そして成長を促すことのできる第一歩です。

是非、「見える」「聞こえる」「数えられる」を意識してみてください。


なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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