保護者の方の相談の仕事を始めた当初、子どもの変化の一番の理由はご褒美や褒めと考えていました。
ペアレントトレーニングでも「褒める方法」がプログラムの初期にあります。
ペアレントトレーニングをしていると、その考えも少し変わってきました。
それは
「指示が具体的で明確であると子どもは変わる」
ということです。
ペアレント・トレーニング中、子どもの変化のあった保護者の方に「どんなところが上手くいって、お子さんが変わりました?」と質問することがよくあります。
多くの保護者の方は「事前の具体的な声掛けがよかったと思います」と応答されてきました。
発達障害のお子さんは、何をすればいいのか十分に理解していないことと、曖昧な指示であると行動ができないためです。
大人は子供が行動しないと「わざとしていない」と考えてしまいます。
しかし、発達障害のお子さんの多くは
「やり方を知らないから出来ない」
「いつするのか分からないから出来ない」
「どこで、どのようにするのかわからないから出来ない」
【何回すればいいのかわからないから出来ない」
ということが多いです。
そのため、具体的な指示をすると行動できることは増えます。
子育ての中で指示を工夫すると、子どもは行動しやすくお母さん、お父さんも少しストレスも減ってきます。
0コメント