具体的な指示で行動が変わる!

保護者の方の相談の仕事を始めた当初、子どもの変化の一番の理由はご褒美や褒めと考えていました。

ペアレントトレーニングでも「褒める方法」がプログラムの初期にあります。

ペアレントトレーニングをしていると、その考えも少し変わってきました。


それは

「指示が具体的で明確であると子どもは変わる」

ということです。


ペアレント・トレーニング中、子どもの変化のあった保護者の方に「どんなところが上手くいって、お子さんが変わりました?」と質問することがよくあります。

多くの保護者の方は「事前の具体的な声掛けがよかったと思います」と応答されてきました。


発達障害のお子さんは、何をすればいいのか十分に理解していないことと、曖昧な指示であると行動ができないためです。


大人は子供が行動しないと「わざとしていない」と考えてしまいます。


しかし、発達障害のお子さんの多くは

「やり方を知らないから出来ない」

「いつするのか分からないから出来ない」

「どこで、どのようにするのかわからないから出来ない」

【何回すればいいのかわからないから出来ない」

ということが多いです。


そのため、具体的な指示をすると行動できることは増えます。

子育ての中で指示を工夫すると、子どもは行動しやすくお母さん、お父さんも少しストレスも減ってきます。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

0コメント

  • 1000 / 1000