世間には様々なセラピー、療育方法、子育て方法があります。
療育方法がたくさんあると子供に合わせた療育を選べることはいいですが、保護者の方が迷うことにもなります。
「どのような療育があるのか分からない」
「どの療育がいいのか・・・」
「何が子どもにとっていいのか?」
「この療育はアメリカで有名だから絶対に効果ある!」
「ネットでペットセラピーがいいって聞いたから犬を飼おう」
「あの先生が言っていた療法だからいいのかも」
「運動させた方がいいらしいから、スイミングも・・・」
という様々な疑問や心の声が湧いてきます。
そして、ついつい様々な療育や教育方法を同時に試してしまいます。
Aという療育施設に通いながら、Bという施設ができるとそこへ行ってみて、また、学力が気になると塾へ行き、そして運動能力も気になるとスイミングに通うなどです。
このような状況を「療育ショッピング」と考えています。
療育ショッピングとは様々な療育を渡り歩くことです(個人定義ですのでご了承ください)。
様々な療育を試して、そこから選んで利用することは良いことだと思います。
しかし、次のようなデメリットもあります。
療育ショッピングのデメリット
・子どもが疲れる
色々な場所へ行くと休む時間も減り、家庭でもゆっくりできず、疲れてしまいます。また、「今日はA療育、夕方はスイミング」「朝はB療育、夕方はピアノ」など、忙しなく時間はすぎます。親も落ち着いて家庭で接することも減り、家庭で然りも増えることにもなります。
・親の子育ての方針がブレまくる
色々な療育を受けていると、子育ての方針もブレます。方針がブレると、子供に一貫した対応ができなくなります。同じようなルールで生活していないと、子供は情緒不安定になってしまいます。Cという療育では「幼児期はルールをはっきりと明確にする」、Dという療育では「子どもに合わせてルールを楽しく作る」ということでは対応は異なってきます。このような2つの方針が日常で子供の周りをいったりきたりすると、子供はどうしていいのかわからなくなります。例えば「今日はテレビつけて食事したのに、今日はだめって言われた。どっち?」というような葛藤が生まれ、子供の情緒を不安定にさせます。
療育を受けること、家庭で取り組むことは子供にとってもプラスになりやす。
しかし、家庭でのルールを明確に一貫した上で、療育に通わせましょう。
その療育方法や療育場所は複数あってもいいですが、必ず家庭での対応や方針はブレないことが大切です。
奥田先生の著書にブレない子育てについても詳しく書いてあります。おススメの本です。
是非読んでみてください。
0コメント