粗大運動スキルの発達

以前、言葉の発達については図にしてまとめました。

保育所の先生から運動のスキルはどのようなものを教えたらいいかと相談があり粗大運動のスキルについておおまかにまとめました。

おおよそ、1歳以降のスキルをまとめたものです。

健常児の発達を基準にしてあるもので、多くの子どもは表のような発達の順序をたどります。

しかし、発達に偏りを抱える子ども、運動に関して苦手な子供は必ずしも表の順序で発達するとはいえません。

例えば、4歳で「片足でケンケンする」となっていますが、ケンケンができなくても、「ジャングルジムの上まで上る」ということはクリアできている子どももいます。発達障害や運動の苦手なお子さんの場合、必ずしも多くの子どものように運動発達が順序通りに進まないことが多いということです。

この表をどうして作ったかというと、どこができてどこができないかを知ること、身に付けることのできるスキルを選んで、教えていくという目標になればと思ったからです。できないことをずっと待っているよりも、少しでもできることを表から見つけて取り組むことが大事です。

できることを一つでも増やすと、お子さんにも自信が持てます。そして、一つスキルが増えると、他のスキルの身に付けるきっかけにもなります。


なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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