自己制御機能①

先月まで公認心理師国家試験の勉強をしていて、色々と学ぶことがあり、仕事上、特に発達心理学の分野では「へー」と思うことも知りました。

「公認心理師必携テキスト 学研 P267」の中で「自己制御機能」という言葉に興味を持ちました。言葉は聞いたことがあったけど、恥ずかしながら具体的には知りませんでした・・・

上記のテキストによると

・自己の感情や行動を制御する機能は、自己制御機能といわれる。


・自己制御の機能には、「嫌なことや他と違う意見をはっきり言える」「やりたい遊びに他の子どもを誘って遊べる」といった自己主張の側面と、「友だちのもっている物や他の子どもが遊んでいるおもちゃがほしくても、順番を待てる」「嫌なことがあっても感情を爆発させないで我慢できる」といった自己抑制の側面がある。

・4,5歳頃の自己制御の個人差がその後の8年間を通してかなりの持続している。


・両側面のバランスのとれた自己制御能力の発達が実際の向社会的行動と関連する。

以上のことが記載されていました。自己主張、自己抑制の両方の能力をバランスよく育くむことが重要であること、幼児期にそのような能力をつけるということは理解できますが、数行での説明なのでこれから論文などをみながら、少し詳しく「自己制御」について勉強してみようと思っています。
受験勉強を10年ぶりくらいにしてみて、意外と勉強になることは多かったです。
経験と用語が一致してくるからでしょうか。
度々、受験で勉強したことを臨床で重ね合わせて、勉強していこうと思います。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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