子育てでの感情のコントロール

子育てをしていると、子どもの行動にイライラすることがあると思います。
そして、子どもを必要以上に叱ってしまうことも増えてしまいます。
怒りのコントロールは子育てにおいてとても重要になると考えています。
怒りという感情は誰にでも生じます。
怒りを適切に表現するか、不適切な方法で表現するかで、大きく子どもへの対応は変わります。

怒りを適切に表現するためのポイントは、怒りの感情を上手にかわすこと。
怒り感情が出たら、その時にできる適切な子どもへの対応を計画し、そして実行することです。

【怒り⇒計画する⇒実行】

その計画方法と実行はペアレントトレーニングでもあると思います。
でも、「計画をその時イライラして考えられない」という人もいます。
そんな時のテクニックをいくつかお伝えします。

①魔法の呪文を唱える

イライラしたら、心の中で落ち着きを取り戻せる言葉を唱えましょう。「私は子どもにベストな対応ができる」「今の怒りをやり過ごせば必ず上手くいく」「怒鳴っても効果はない。私なら怒りをかわせる」などの言葉です。ひとつでも呪文を決めて日々使っていると、魔法のように怒りのコントロールはしやすくなります。

②その場から一旦脱出

イライラしたら、子どもと距離を置いてみることも効果的です。その場を脱出して、他の場所で気分を落ち着けで、子どもへの対応の計画を練りましょう。怒りは少し待つと落ち着いてきます。一方、怒り任せに怒鳴ると持続してしまいます。少し、その場を離れることで落ち着きを取り戻しましょう。

③叱らずにすることを決めておく

むやみに怒らないと決めておきます。その代り、イライラした時に、何か別のことに注意を向けることを決めておきましょう。料理に没頭する、新聞や雑誌に目を向けるなどです。まずは、一呼吸おくために他のことをしましょう。もちろん、何かする必要もなく、心の中で別のことを考えることで一呼吸おける人もいます。叱らずに他のことに目を向けてみましょう。


その他、怒りのコントロールについての動画です。↓

怒りをキャッチするコツについて説明しています。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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