自閉症の「こだわり」は電車



発達障害をはじめとする自閉症のお子さんの特徴のひとつに「こだわり」があります。

特定の物がないと泣く、予定通り進まないと癇癪、新しいことは拒否するなどお子さんによって様々です。


多かれ少なかれ人間は新しい物や出来事に抵抗はあります。


ある映画で

People hate change(人は変化を嫌う)

という台詞がありました。

映画のタイトルは忘れたんですが、その言葉は今もよく覚えています。


自閉症のお子さんにとって変化は通常の何倍もすごくストレスフルと考えられます。

一方、決まり切ったことは安心をもたらします。


自閉症の「こだわり」に関して、自閉症のお子さんを電車、自閉症ではないお子さんは車と考えてみてください。

車(自閉症ではない子ども)であれば、途中でカフェに寄ったり、トイレに行ったり、近道して目的地につきます。柔軟に新しい事にも対応して目的地に到着します。

しかし、電車(自閉症の子ども)は同じ時間で予定通り途中の駅を通過して、目的地に到着します。

車の場合、予定はきっちり決まっていないけど、電車が決まっています。車は様々な選択ができるけど、電車の場合は選択ができません。


自閉症のこだわりや頑なさは電車と考えると理解しやすくなり、受け入れられたと話された方もいます。

では、電車を無理矢理に車に変更ができないためどうするかというと、様々な線路をつけてあげるイメージでかかわるようにすべきです。


目的地まで行く線路が一本だとすると、目的地までの線路を増やして行くようにします。

つまり、スキルを身につけていくことで、少し「こだわり」も減ってきたり、柔軟な行動ができやすくなります。


線路を増やすには予告が大切です。

「今日はお母さんがお迎えいくよ。でも、仕事終わらなかったら、お父さんが先生に連絡して迎えにいくからね」

などと、変更する可能性も予告します。

そうすることで、子供は受け入れられて、少しずつ柔軟になります。


なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

0コメント

  • 1000 / 1000