公認心理師という国家資格ができて、昨年の9月に受験して以来、まったく勉強から遠ざかっていました。今更ながら勉強したことをまとめておきます。これから受験される方の参考になればと思います。
勉強時間はまとまってとれなかったので、隙間時間に何度もテキストを見て、自分で問題を作り記憶することを繰り返しました。また、第一回目の試験ということと汎用性の高い資格ということで、とにかく多くのことを覚えることを重視しました。そして、自分で問題を作ってみて、数人での勉強会で解いたりもしました。
期間は3月から開始して、約6か月間でした。とにかく暗記暗記でした。理解よりも先に暗記することを意識しました。
使用したテキスト
・現任者講習テキスト
・心理学検定一問一答A・B
・公認心理師エッセンシャルズ
・臨床心理士試験 一問一答問題集&最重要キーワード
・公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法
心理学検定一問一答ABと現任者テキストを覚えることが中心でした。
心理学検定に関して、A領域はすべて覚えるつもりで取り組みました。B領域は統計、司法以外を読み進めました。心理学検定がブループリントとも重なっている箇所は結構あったため、心理学検定での暗記は重視しました。
現任者テキストはどこがキーワードかわかりずらいため、ブループリントや専門用語、法律用語などを重視して読んでいきました。エッセンシャルズが発売されてからは、エッセンシャルズも一緒に読みすすめました。
以下に法律に関しての現任者の用語をまとめています。
臨床心理士試験一問一答問題集は主にアセスメントと心理療法の単元を読んでいきました。現任者テキストやエッセンシャルズだけでは心配なので、補充した形です。
下山先生の公認心理師必携は現任者と重なる部分が多いですが、精神疾患についてが詳細であり、何度も読み返しました。私自身、DSM4を中心に学んできたので、DSM5の頭に切り替えるのに苦労しました。
以下に作成した問題をアップしています。これから受験される方など個人で使用してください。テキストと一緒に勉強することをおすすめします。参考文献も記載しています。
関係法規問題・解答
法律は実際の試験では事例として出題されており大切です。現任者テキストを中心に法律の問題を作成しました。
精神疾患一問一答問題
○×問題ではなく一問一答のほうが記憶があいまいにならずに良いかと思い作成しました。DSM5がなかなか覚えられず、下山先生のテキストを何回も見直しながら勉強しました。
健康医療に関する心理学問題
福祉に関する心理学問題
教育に関する心理学問題
教育分野は学習心理の理論をまずは知っておいたほうがいいと思います。人名と理論のマッチはさせておくことや、基本的な考え方も理解は必要だと思います。また、不登校、いじめの定義や統計、スクールカウンセラーの位置づけなども知っておくと良いです。
産業に関する心理学問題
産業分野は主に心理学検定一問一答B領域のテキストで理解を深めて記憶しました。ブループリントと重なる用語もいくつかあり、基本的な産業の用語は抑えることができます。産業領域の法律関係はエッセンシャルズと現任者テキストが的を絞ってありました。
司法に関する心理学問題
司法分野は勉強がしにくかった印象です。基本的には法律では少年法、刑法などを抑えておくことと、少年法は処遇の流れも確認しておいたほうが良いと思います。医療観察法やRNR原則などの理論も一通り覚えておくことも必要かと思います。第一回目の試験から考えると事例の中で出題される可能性が高いようですが、今後はどうなるか分からないため、現任者テキストや心理学検定、公認心理師必携テキストなどから被る用語をもとに問題をまとめました。
これで、公認心理の応用系の分野は終了かと思います。次は薬理学などの問題をアップしていきます。
第二回公認心理師試験まで、まだまだだと思ってもあっという間です。ちょっとずつ学習しておくと模試などでも高得点が取れて、自信を持って試験に臨めると思います。
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