発達障害児をもつ母親の苦悩

発達障害を抱える子を持つ保護者さんは、4つの状態に陥りやすいようです。


・明日が見えない

発達障害を抱える子供への理解は情報は増えてきたとはいえ、一般的にはまだまだ知られてないですし、定型発達といわれる子供さえ将来どのように育つかわからないのに、将来のこととなると更に分からないことだらけで、不安になります。


・逃げ場のない壁

親として「育てる」ということから逃げ出すこともできず、かといってすぐに解決できる問題ばかりでもありません。日々の育児での失敗や逃げることのできない状態から憂鬱感も抱きやすいです。


・相談相手がいない

現在、ネットなどを利用することで相談できる場は増えてきでも、頻繁に相談することや、その住んでいる地域での相談場所が見つかりにくかったり、相談場所に出向くことに抵抗があることもあります。また、相談資源や相談者が少ないと、相談者の選択肢が狭まり、その数少ない相談者との関係がうまくいかないと、再び孤独となることもあります。


・孤軍奮闘

家族の理解が得られない場合、お母さん一人で頑張ってしまわないといけないと感じて、お母さんが疲れ切ってしまうこともあります。また、責任感の強すぎる養育者の場合、自分ですべて背負おうとしてしまうこともあります。


そのような状態になってしまうのは、子育てが定型発達といわれる子供と比較すると、ひとつひとつの階段の段が高いから(高く感じる)と言えます。





なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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