【心の理論】他者の視点を考える課題

発達障害の方、お子さんにかかわる臨床をしていると対人スキルについて話し合うことうやスキルを形成するための支援を考えることは多々あります。


「心の理論」という用語があります。これは他者の心の状態、目的、意図、知識、信念、志向、疑念、推測などを推測する心の機能と言われています。つまり、他者の行動の背景にある心の状態(考え)を推測するということです。


自閉症のお子さんにはこの能力が欠如しており、相手の考えていることを推測することができないといわれることもあります。


ただ、個人的には欠如しているということではなく、見えないことをイメージすることが苦手であったり、相手の考えを想像はするけどそれが違う方向に向かっている(ズレている)と考えています。


今回、「心の理論」というものが上手く機能していない発達障害のお子さんの療育で使用する資料をアップしました。とてもシンプルな課題です。養育者や先生が子供に短いストーリーを伝え、登場人物の気持ちや考え方、その問題の解決方法を考えさせる課題です。

是非、興味ある方自由に使ってみていただけたらと思います。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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