「子どもに好かれたい」が強すぎると…

子どもがギャーギャー泣いてかわいそうだからお菓子をあげる

周りの子どもがゲームをしているからゲームを買ってあげる

夕食を食べなくてお腹すいているだろうからおやつを少しあげる

子どもが喜ぶから仕事のあと、いつもコンビニでお土産を買って帰る


上の例は、子どもに好かれたい気持ちから、そして嫌われたくない気持ちから子どもに接しています。子どもから好かれたいために子どもとかかわっていると、子どもに振り回されてしまいます。単なる甘やかしと親の自己満足だけになります。特にお父さんに「好かれたい気持ち」の強い人が多いように感じます。お母さん方の相談で「でも旦那がゲームさせてあげたら」「旦那が毎晩、お菓子を買ってくるんです」というようなことも話されることも度々あります。人間、誰しも好かれたい気持ちはあるけど、子育てではそればかりでは子どもは成長を促せないです。


子どもを育てようと思うと基本は「よい行動をすると褒める(ご褒美)」です。大人が好かれたいから褒めることやご褒美を多用することは、子どもはいつも満腹状態になりってしまい、言うことをきかなくなることもあります。褒めやご褒美はたくさん使いますが、「良い行動をすると褒める(ご褒美)」を意識することが重要です。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

0コメント

  • 1000 / 1000