ペアレント・トレーニングでの基本原理

ペアレント・トレーニング応用編では人間の行動の基本原理をもとに、子供の行動を考え対応方法の策を練ります。

行動の原理とは「なぜ人はその行動をするのか?」に答えるための考え方です。
行動の原理は難しそうですが、ペアレント・トレーニングの中で実際に考えながら実践すると理解できるようになります。

理解できると、子どもへの対応方法がみえてきます。

なるさ 療育学習室

行動の原理①

行動が増えたり減ったりする原理の基本は4パターンあります。

ちなみに、

強化=増えること

罰(弱化ともいいます)=減ること

正=なかったのもが出現(好きな物がでてくる、嫌いな物がでてくる)

負=あったものがなくなる(好きな物がなくなる、嫌いな物がなくなる)


1)正の強化とは

お手伝いをする⇒お小遣いをもらえる

2)負の強化とは

薬を飲む⇒頭痛がなくなる

3)正の弱化とは

騒ぐ⇒お父さんが怒る

4)負の弱化とは

テレビゲームをする⇒おやつがもらえない


このように身近な行動で考えると分かりやすいと思います。

この4パターンは基本になります。

実は他にもパターンがあるのですが、この4パターンを覚えておくと子育てにも役立つと思います。

https://narusasupport.amebaownd.com/posts/5009868

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

0コメント

  • 1000 / 1000