子どもの問題行動の練習をしていませんか?

日々の生活でかんしゃく、たたく、片付けない、朝の支度がダラダラということがあります。

このような問題行動が毎日続いているということは、問題行動の練習を日々しているようなものです。

言ってもできない、叱ってもしない、ということは効果がない場合、毎日、問題行動の練習をしていることになります。

問題行動が起きる前の対応が必要です。


1)要求のハードルを下げる

 出来ていないことよりも、もっともっとハードルを低くして、出来る体験を増やすことが大事です。ADHD傾向の子供は「「ほめまくる」が基本になります。そのためには当たり前のことから褒めましょう。座って食事をしていること、時間通りに起きてきたこと、歯を磨いていることの、本当に基本的身辺自立から褒めましょう。


2)問題が起きないように地雷除去

 小さい子供の場合、問題行動が起きてしまう前に、きっかけとなる地雷を除去します。友達のおもちゃを勝手にとるようであれば、もう一つおもちゃを用意しておく。音が苦手な子供は、大きな音のする場所にはいかない。言っても理解できない小さな子供の場合、基本は地雷を踏ませないことです。

問題行動を練習しない環境を増やすために事前に環境を整えることが、問題行動を、減らす近道となります。



なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

0コメント

  • 1000 / 1000