発達障害のお子さんや保護者さんの相談を受けはじめた当初、結婚はしておらず、また子供もいませんでした。
その時、ある保護者さんから「先生、結婚してないから、子育てのこと分からないですよね」のようなことを言われたこともあります。
また、内心「自分に子どもがいなくて、保護者の方はどう思っているんだろう」「分かってないと思われてるかも」と考えることもありました。
ただ、我が子ができて実際に感じたこと。
子どもがいることと、子育てのスキルは関係ない!
ということです。
「いやいや、そんなことはない」「子どもがいる方が、子育て支援をしてるは親の気持ちが分かる」という人もいると思います。
子どもとかかわる専門家(特に行動療法をしている人)は身体を扱う医師や理学療法士などと同じだと考えてます。
お医者さんに「先生のお子さんは骨折したことないから治し方分からないですよね」とは言わないです。お医者さんはレントゲンなどで判断し、治療方法を考え、治療します。
子どもにかかわる専門は客観的に子どもの行動を観察して、科学的なスキルを使って望ましい行動を増やし、不適切行動を減らします。
客観的だから子どもがいない、結婚していないは関係ないです。
だから、子どもとの関わりが苦手と思っても、勉強して練習すれざ、子育てのスキルはアップします。
ただ、実際に子どもができて日常で子育てする立場に立ち役立ったことは、保護者さんの話を聞いていて日常生活がリアルにイメージしやすくなりました。そのほか、どんなサポート資源があるか、どんな場所に親子だと行きやすいかなどの知識は増えました。
ただ、子育てのスキルは子どもがいるいないにかかわらず、向上させることはできます。
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