基本的質問の習得

幼児期に身につけたいこととして「あいさつ」があると思います。
これはすごく大切だと、大抵の保護者は思っています。
あいさつの例として
・おはよう
・こんにちわ
・こんばんわ
・さようなが
・ただいまーおかえり
・いってらっしゃいーいってきます
・ありがとうーどういたしまして
などがあげられます。

あいさつ以外に、身につけたいことは、日常的応答があります。
日常でよく聞かれること、自分自身に関する質問への応答です。

例えば
・お名前は?
・何歳?
・先生の名前は?
・お父さん(お母さん、弟など)の名前は?
・何組さん?
・何保育所(幼稚園)?
・おうちには誰がいるの?
・どこに住んでるの?
・好きなテレビは?
などです。

幼児期の可能であれば2歳頃より、質問してあげると、徐々に言うことができるようになります。
発達障害(自閉症や自閉傾向)のお子さんは、質問して、分からないようであれば、先に答えを言ってみてあげましょう。最初は決まりきったパターン化でも、そのうち自然な応答になります。

例えば
お母さん:お父さんの名前は?
子ども:お父さん・・・?
お母さん:お父さんの名前は・・・かずき!お父さんの名前は?
子ども:かずき!
お母さん:そう。正解。次は、お母さんの名前は?

というように、質問してみましょう。
上述した質問内容を日常で使うだけでも、子どもとのコミュニケーションになります。
「声かけを増やしてください」と保育士さんや保健師さんがいいますが、具体的には簡単な質問も声かけになります。
簡単だと思う質問もしてみて、一緒にお話しをしてみましょう。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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