人が行動する理由

人間が行動する理由は4つだけです。
 

・好きな物をゲットできる

行動すると、欲しいもの、活動を手に入れることができます。
「お手伝いする」⇒「お小遣いをゲット」
 

・注目をゲットできる

行動すると、他の人からの注目、具体的に手に取ることのできないものがゲットできます。
「授業中、大声をだす」⇒「みんな注目する」
「発表する」⇒「称賛を受ける」
 

・逃げること、回避ができる

行動すると、嫌なことから逃げたり、回避できることです。
「かんしゃくする」⇒「宿題がなくなる」
 

・感覚をゲットできる

行動すると、感覚をゲットできる。
「髪を一本抜く」⇒「抜ける感覚あり」
 
 
以上の4つが人間の行動する理由です。
ひとつの行動でも理由が異なることがあります。
 
「塗り絵をする」⇒「新しいページの塗り絵をぬれる」(好きな物ゲット)

「塗り絵をする」⇒「お母さんに褒められる」(注目をゲット)

「塗り絵をする」⇒「苦手な友達と遊ばなくてよい」(逃げること、回避ができる)

「塗り絵をする」⇒「ぐるぐる描く感覚がある」(感覚をゲット)
 
同じ行動でも、行動の理由が異なります。
このような理由を考えるために、行動の随伴性をみていく必要があります。

なるさ 療育学習室

子育て相談、療育に関する相談室です。応用行動分析(ABA)という科学的視点から臨床心理士がお子さんの学習と成長を促します。

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