ほめポイントを探すコツは、ほめるハードルを下げることです。
ただ、そんなこと言われてもという方が多いです。
ハードルを下げるコツは、当たり前のできていることに注目することです。例えば「おー今日も朝から自分で起きたね!」「すわって食べてるねー」「宿題してるね」「いい姿勢でテレビ観てるね」などいつもしていることをほめるということです。
普段、気にしていない当たり前を褒める習慣をつけると、子どもとの関係もよくなります。
しっかり褒めましょうと言われても、どうすれば良いのか分からない方も多いと思います。
「私は褒めるの下手」と思っているお母さんも多いです。
ほめ言葉を増やすコツは「具体的なしていること」を言うだけです。
「勉強してるね」「掃除したんだね」「妹におもちゃ譲ってくれたね」などです。
したこと、していることを言葉にするだけで、子どもにとって注目されたと感じ、ほめ言葉になります。
絵が下手な子どもでも、「しっかり濃く描いたね」「(車がUFO)最新型の飛ぶ車だ!」などです。
ほめる時、ご褒美を使うこともあります。
療育・訓練でもお菓子やジュースを使うこともありますし、シールやミニカーを用いる事もあります。
ご褒美を使うコツは普段簡単に手に入らないようにすることです。
ラムネが好きでも、普段たくさん食べていたら、いざ使う時、「そんなのいらない。いつも食べれるし」となります。特に家族が多いと「おばあちゃんがくれたからいらない」となってしまうこともあります。そのため、家族にも何をご褒美として使うから、普段使わないでほしいと伝えときましょう。
そして、好きなものをここぞという時に使うことで効果は倍増します。
ご褒美を使うとき、多くの保護者さんは「要求がエスカレートしないですか?」という心配をされます。
親がしっかり管理すること、要求されたときはあげない、目的の行動が現れたらあげる、という一貫した対応をしておけば、まずエスカレートはしないでしょう。そして、ご褒美と一緒にしっかり褒めるということをしっかりとしておくと、要求はエスカレートはません。
褒めは療育、子育ての最も大事なテクニックです。
日常的に使用することで子育ては少し楽になります。
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