子どもの支援では支援を十分しながら、子どもが自発的にできるようになれば援助を減らすことが大切です。
支援していることを減らすことは自立につながります。
まずは最大限の援助をして、しっかりとほめて、徐々に自分でできたことをほめていきましょう。
プロンプトフェイディング(引き算の支援)
プロンプトとは応用行動分析の療育・セラピーで使用する言葉で、望ましい行動を引き出すために、指示やヒントです。プロンプトには次の方法があります。身体的なお手伝い(身体プロンプト)
手を持ち一緒にずぼんをはく、クレヨンを一緒にもち絵を描く、背中をおして活動場所へ誘導、等やって見せる(モデリング)
ずぼんをはく見本を見せる、見本の絵をかいて模倣させる、カッコイイ座り方を見せる、等視覚的指示(視覚的プロンプト)
椅子を指さしと座ることを伝える、服を見せて着替えを促す、クレヨンをみせて描くことを知らせる、等声かけ(言語プロンプト)
「ずぼんはくよ」「すわっとね」「クレヨンもって」など、言葉の指示。プロンプトのピラミッド表では上にいくほどヒントの理解が難しくなります。少しずつ、ヒントを減らすことで、子供が自分で出来ることが増えます。ヒントを減らすことをプロンプトフェイディングといいます。フェイディングとは消えていくという意味です。支援や子育ては自立が目標なので、ヒントを上手にフェイディングさせる支援が大切です。子育ては引き算の支援を意識することが、子どもの自立につながります。
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